痛みは敵じゃない。戦わない選択。自分の身体と勝負しないでいい。
痛みは敵じゃない。戦わない選択。自分の身体と勝負しないでいい
リウマチの痛みがひどかった時、とにかく「絶対に負けない!」って踏ん張ってました。でもそうやって戦わなくていいんですよね。
だって、理由があって痛みを出しているのだから…。風邪をひいて熱を出すのも、理由があります。それを「熱は危険!熱を下げろー!」とやる必要などないのです。
私は昔、月に一度38度以上の熱を出してました。その時は「発熱に意味がある」なんて思わなかったので、解熱剤を飲んで仕事に行っていました。
でも意味があるんです。身体が「ちょっと休んでね。ちょっと暴飲暴食しすぎだよ。ちょっと睡眠が足りないよ。ちょっと癌細胞が暴れそうだから熱だしとくね」
といった感じで、理由あって発熱しているのです。
それを私がわざわざ「熱だぞー!絶対に熱なんかに負けないぞー!下げるー!!」って言って、無理やり下げてたのです。
こんな事を続けてちゃんと休まないから、最終的にドカンと、「いい加減にしなさい!」っと、倒れさせるわけですね。身体って、すごいですね。
戦わないという選択をした
「リウマチですよ。自己免疫疾患です。間違って元気な細胞を攻撃しちゃうのです。」そう先生に言われてから、痛みが出てきた時には
「大丈夫だよー。ここは攻撃しなくていいんだよー。いつもありがとうね。大丈夫。大丈夫。」と声をかけています。
気休めかもしれませんが、そうするとちょっと安心するんですよね。ずいぶん自分の事を無視してきたよね。ごめんね。って。
今まで私は本当に自分を無視してきたんです。「悲しみなんて感じてる暇はない!前に進まなくちゃ!」と、悲しみはダメ。悲しみは敵。として扱ってました。
イライラもそう。ダメダメ。イライラしてたらイライラする現実が起こっちゃう。ポジティブに変換しなきゃ!って。
どうして私はイライラするんだろう?という「自分」に目を向けず、イライラはだめー。ポジティブにならなきゃ!って、違う自分になろうとしてたのです。
我慢もそう。本当はこう言いたいけど、怖いなぁ。やめておこう。言いたいけど怖い。だから我慢しよう。言わないでおこう。とか。
何で怖いんだろう?何で言えないんだろう?という、自分に目を向けず、「我慢して自分を無視」という、手っ取り早くて簡単な方法を選んでいたのです。
こうしてずっとずっと、自分を無視してきたわけです。だーかーらー!!!!いい加減に自分を大切にしてよー!!!!っと、倒れさせたのだと思います。
これがひどくなると、鬱になります。
私が風邪を引く時は、だいたいが暴飲暴食をした時です。いつも私は喉から風邪を引きます。「これ以上食べないで~!ちょっと休んで~!」と、食べれないように喉を痛くするんだと思います。完全に私調べです。
あとは、汚い言葉を使った後は喉が痛くなります。はははは。うまくできてるなー。きっと、そういう事なんだろうな。と思うのです。気付いてね。っていうサイン。
だからと言って、病気した人を「あなたのここが良くないんだ」とか言うつもりは一切ありません。これは私の体験でのお話です。
とにかく、痛みと戦う必要はないって思うのです。
痛みは、必要があって出てきている
吹き出物もそう。ぎゃー!出てきた!つぶすぞー!じゃなくて、身体が「これ必要ないんだよー。ウンチで出せないから、お肌から出しておくね」とか
「肝臓が、胃腸が弱ってるよー」などのサイン。すべてに意味があるんですよね。
だから、戦う必要は、ない。自分の身体と、勝ち負けの勝負なんてしなくていいんです。
病気は、自分を見直すチャンスです。痛い時は「とにかく痛み消えてくれ!」しかありませんでしたが、思い返すとやはり、自分を見直すチャンスなんですよ。
私は特定の宗教に属していないし、無理やりポジティブ~なスピリチュアルは大嫌い。痛みに意味がある?そんなのオカルト!と言われても、宗教だー!と言われても、何でもいい。
ただ私はもう、自分と向き合い続けると決めたので、病気になってもオッケー♪って思ってます。戦わない選択をしてから、心は穏やかなのです。