今年こそ梅仕事!傷がついた青梅のレシピも♪

食べ物のこと

梅雨の時期の梅しごと

なぜ「梅雨」という漢字を使うか知っていますか?
雨が多いこの時期は農作業ができなくなるので、梅仕事をするのにちょうどいいからなんですって。梅仕事の為の雨ってところでしょうか。日本語ってすごいな。

実は梅干しって簡単に作れます。お味噌でも梅干しでも何でも、自分で作れるんだ!と知ると、怖いものなしな気持ちになりますよね。

梅干しは、梅雨の時期に梅を塩漬けにし、梅雨が明けるまで寝かせます。それを夏になったら干すだけ!

実は、干さなくても梅干しになるんですよ。干さないから、梅干しという名前にはならないのですが… ははははは

子どもも大好き!夏に大活躍の梅シロップもそう。梅雨に仕込んで夏にはちょうどいい飲み頃になってますね。

ということで、10キロの青梅で、梅仕事にとりかかりますよー。

まずは下処理

青梅をさっと洗って、その青梅を4時間~ひと晩お水に漬けてアク抜きをします。(黄色くなるまで追熟させる場合は、アク抜きは必要ありません。さっと洗うだけでいいですよ)

そして、おへその部分(ヘタ・なり口とも呼ばれます)をつまようじ等で取っていきます。この作業が地味に気持ちよくて快感です。

そのあと、ざるにあけたりタオルに置くなりして乾燥させます。この下処理ができたらあとは簡単ですよ。

梅酒をつくろう

青梅1kg、氷砂糖や黒糖0~800gお好みで、アルコール1.8Lで作ることができます。

どんなお酒でもいいですが、日本ではアルコール度数20度以下のお酒で作るのは禁止されています。焼酎、泡盛、ブランデー、ウィスキーなど、アルコール度数の高いお酒で作りましょう。

最近は、果実酒を作るためのアルコール度数が高い日本酒も販売されているので、日本酒が好きな方はこれを使ってもいいでしょう。amazonは在庫切れで、再入荷がいつになるか分からないようです。


下処理をした青梅と氷砂糖や黒糖などのお好きな糖分を交互に重ね、お好きなアルコールを注ぐだけ♪あとは3か月以上寝かせたら飲めますよ。

糖分に関しては、好みの量でいいです。私は400gの黒糖を最初に入れて、3ヶ月したら味見をし、足りなければ黒糖を足してもいいようです。

梅干しをつくろう

梅干だって簡単!お塩と梅を交互に入れて、梅の2倍の重さの重石を乗せるだけ。重石といっても、石じゃなくてもいいです。

私はお米を重石としました。干すときには重石はいらなくなるので、そのお米を炊いて食べることができますよ♪なんと、梅の香りはふんわり漂うお米になります。

塩分濃度は18%で。梅1kgに対して、お塩180gです。これは、カビ対策にもなります。塩分強いなぁと思うかもしれませんが、しょっぱすぎたら、梅干しをお水につけて塩抜きをすれば食べられますよ。

作り方は簡単。瓶などにお塩・梅を交互に重ねていきます。最後、お塩で蓋をするために1/3のお塩を残しておいてください。そして、その上に重石をしますよ。

お塩の蓋の上に、食品用のビニール袋を敷き、その上に袋を入れ、お米を袋に入れていきました。4日目で梅酢が完全にあがりました。

左は梅シロップ、右は梅酒です。お塩が下に溜まっていますが大丈夫。そのうち溶けます。

こうなったら重石を半分にして3ヶ月ほど寝かせます。梅が梅酢に浸かっていれば、カビの心配はありません♪

梅雨が明けて、3日ほど晴天が続きそうな日にこの梅を干します。ザルがないので、金網で。あるもので作りましょ。

2日目はそっと裏返して、全体を干し上げたら梅干しの完成。

紫蘇を入れて赤くする方法もありますが、これは梅と塩と太陽だけの白梅干しです。

梅酢は調味料として使えますし、梅干しは何年でももちますよ。干せなかったら、そのまま食べることもできます。

梅干しに使う梅は、青梅と熟した黄色い梅がありますが、今年は青梅で挑戦。完熟した梅は柔らかく仕上がり、青梅だと歯ごたえが良い梅に仕上がります。

黄色くなるまで追熟させて作る梅干しはこちらの記事で書いています→今年も梅仕事をして、夏を元気に乗り切ろう!

梅シロップ


色々な作り方がありますが、私は東条百合子さんの作り方で作っています。黒糖・青梅を交互に重ね、一番上を黒糖で覆います。

分量は、青梅1kgに対して、黒糖800gです。これも、梅干しと同様に最後に黒糖で蓋をします。

冷暗所で3か月以上寝かせます。途中カビがはえても触ったり動かしたりせず、じっくり梅のエキスを抽出します。

アルコールが入らないので、子どももおいしく飲むことができます。黒糖のミネラルと梅のクエン酸で、夏にぴったりのシロップになりますよ。

かき氷のシロップにしてもいいし、お水で薄めて飲むのもおいしいです(ちょっとお塩を入れるのが好きです♪)。もちろんデザートを作ってもいいしお料理にも使える、万能シロップです。

傷がある青梅の使い方


私は梅ジャムを作ります。これが、昔なつかし、ちゅーちゅー吸って食べた「あんず棒」の味になるんですよ。凍らせれば、あんず棒のアイスキャンディに!

作り方はとっても簡単。青梅を3回ほど湯でこぼし

種を取り除き、

お好きな量の黒糖で煮詰めるだけ。

味見を楽しみながら、黒糖の量を調整していけば、自分好みの梅ジャムのできあがり!裏ごしせず、実や皮の触感を残した方が好きです。

熱いうちに瓶にジャムを入れ、ぎゅっと蓋をしてそのまま冷めるまで逆さまにします。真空状態になるので常温で保存できますよ。ほんとうに美味しい!

種は捨てずにお醤油を注げば、梅醤油のできあがり。私は松も入れちゃった♪

トーストにバターと梅ジャムもとってもおいしい。そのままペロペロ食べてもとってもおいしい。

さらには、梅ジャムとお味噌、お醤油、生姜でおいしいタレができます。お肉料理にもぴったりです。種をお醤油に漬けた梅醤油は、とってもさっぱり。夏の冷ややっこ、魚料理、お鍋にもとっても合いますよ。

あぁ万能すぎる。梅だいすき!

早速予約をしよう!

1年に1度の梅仕事。今年こそ自家製の梅干しや、シロップを作ってみませんか。おうちの中が、梅の香りでいっぱいになりますよ♪

自然栽培の青梅は早く売り切れてしまうので、予約をしておきましょう。


奈良県吉野産の、訳あり南高梅~!熟しているので、いい香りの柔らかい梅に仕上がりますよ。斑点がつくのは無農薬の証拠です。傷と斑点は違います。斑点は問題ないですよ~


Amazonではぬちまーすは在庫切れが続いてます。楽天ならまだ買えます。

マグネシウム豊富な雪塩もおいしいですよ!


梅1kgで梅酒を作る場合、4Lの瓶が必要です。梅の量に合わせて瓶を選んでください。


さぁ梅仕事を楽しみましょう♪部屋の中が梅の香りでいっぱいになりますよ♪