人や物との別れ。断捨離は、自分への信頼がないとできない。
人や物との別れ。断捨離は、自分への信頼がないとできない。
自分から、別れたい人と別れることができますか?自分から、不要な物を手放すことができますか?これは自分の人生を生きるうえで、とても大切な質問です。
辛かったのに、別れられなかった過去
昔、言葉の暴力を散々あびて辛かったのに、自分から別れられなかった人がいます。
・この人と別れたら、もう出会いはないんじゃないか
・この人と別れたら、色んな所に連れて行ってもらえないし、美味しいものも食べれなくなるのではないか
・この人と別れたら、私はもう出会いがないんじゃないか
このような理由を色々つけて、ずるずる何年もお付き合いをしてしまいました。これはどういう事かというと「自分への信頼がなかったから」です。
その人がいなくなれば、私は美味しいものも食べれないし、素敵な場所にいく事すらできない。その人と離れたら、私はもうずっと1人…。こんなふうにして、自分を信頼してないから、別れられなかったのです。
自分への信頼があれば、さっさと別れられる
その人といなくたって、私は自分で美味しいものを食べに行くし、素敵な場所にだっていける。出会いだっていくらでもあるから心配しないで~!それに1人だって、いいじゃない!!
…と、このように、別れたあとの自分を信頼する事ができていれば、さっさと別れられたのです。別れても大丈夫。という自分だったら、さっさと別れられたのです。
物との関係も、人間関係も、おなじこと
物を捨てられない性格の人がいますね。これも同じです。物を処分したり、他の人の手に渡ってしまったら、過去の思い出がなくなってしまうように感じたり、過去の自分がいなくなってしまうかもしれないと不安になるから。
「過去の自分を証明する物がなくなるのが怖い」から、目に見えるものを「証明として」とっておくのです。
目に見えるものがなくても、「証明するもの」がなくても私は大丈夫!という自分への信頼があれば、物を手放すことは可能なのです。捨てるのが嫌なら、誰かにあげるとか、売るとか、とにかく気持ちよく手放すことができるのです。
いつか使うかもしれない。と、いつ使うか分からないものをしまっておき、何年も経ってしまった。そんな経験はありませんか?私はあります。
その「いつか」は、いつ来るのでしょう?仮にその「いつか」がきたら、その時にまた考えればよい事なのですよね。買うかもしれないし、誰かからもらうかもしれない。手に入らないなら自分で作るとか、何かで代用するとか。
とにかく、その時はその時なのです。その時に自分で何とかする!という信頼があれば、いま必要がないものは手放せるのです。
大切にする事と、捨てられない事は違う
人間関係も、物との関係も同じですが、関係を大切にすることと、捨てられないのとでは、大きな違いがあります。
自分を信頼して、じゃんじゃん捨てましょう!と言っているのではありません。昔から日本では「人間関係や物を大切にする文化」がありますね。私も人や物との関係を大切にしたいと考えているし、人や物を粗末に扱うのは好きではありません。
でも、もし自分の人生を生きたいのならば、自分に危害を加える人や物からは、すぐに逃げるのです。人や物との関係に違和感があるならば、しっかりコミュニケーションをとり、じゃぁどうする?と考えるのです。別れたい、手放したいと思っているのなら、今までありがとう。そしてさようなら。と、自分からお別れするのです。
とっておく理由は不安から?それとも愛から?
自分に見える「もの」として、そこにおいて置く。その理由は不安からですか?それとも、それへの愛からですか?もし不安だからそこにおいて置くと判断したなら、その不安からどこから来るものでしょう?どうして不安なのでしょう?じっくり向き合うといいですよ^^