心・からだ・日常生活の穢れ(けがれ)を祓(はら)おう
心・からだ・日常生活の穢れ(けがれ)を祓(はら)おう
「穢れ(けがれ)」をwikipediaで調べてみると「仏教、神道における観念の一つで、不潔・不浄等、理想ではない状態のことである。」と出てきました。
他にもたくさん書かれていたのですが、この「不潔・不浄など、理想ではない状態のこと」という言葉がスーっと入ってきたのです。特に「理想ではない状態のこと」がストンっと入りました。
日常生活には、穢れがたくさんある
不潔・不浄など、理想ではない状態のことが穢れというならば、私の日常には穢れがたくさんあります。まず不潔・不浄は、いくらでもありますね 笑 歯垢がたまっているのに歯を洗っていなければそれは「穢れ」になりますし、掃除をしていない場所も穢れになるのです。
ただ私は、汚れ(けがれ)という意識でいるのが好きじゃないので、「きたない!きたない!」ではなくて「理想の状態にしてあげよう^^」という意識で掃除をしたり歯磨きをしたりしています。だから「穢れ=理想ではない状態のこと」という使い方が好きなのです。
理想ではない状態とは、「そこにないはずの物が、ある」ですね。例えば、鼻をかんだティッシュがゴミ箱にあるなら、それは理想の状態。でも、そのティッシュがゴミ箱になくて、床に落ちているのなら、それは理想ではありません。穢れになるのです。
トイレもそうです。おしりを拭いたティッシュが便器の中に入れば、それは理想の状態ですが、そのティッシュが床に落ちたら、そこにあるべきものではないから穢れになるのです。
なんだかティッシュの話ばかりですが、イメージできますか?
朝おきると、口の中に老廃物がたまっていますよね?口の中は、そのような状態にしておくべき場所でしょうか?違いますよね。だから、舌の上や歯を洗って理想の状態にしてあげるんです。穢れを祓うのです。
掃除をするのも穢れのお祓いです。あなたのお部屋は、めちゃくちゃにしておく事が理想の状態でしょうか?それが理想の状態であれば、それは穢れではありません。もしそれが理想の状態でないのなら、それは穢れ。「理想の状態にしてあげよう^^」と掃除をしてお祓いをするのです。
日常生活には穢れがたくさんたくさんあり、そしてそれらの穢れを私たちは、いつでも自分でお祓いできる!ということなのです。
日常生活の穢れを祓うとは?
日常の穢れを祓うということは、自分の身体も、自分の家も、不潔・不浄にしておかない。というよりもそこにないはずのものを、そのままにしない、置きっぱなしにしないということ。理想の状態にしてあげることです。でも私はここでは終わりません。
せっかくなので心の穢れもしっかり祓いましょうよ!理想の状態にしてあげましょうよ!
心にも穢れがあり、それを祓うことができる
理想の状態でないものが穢れであるならば、心にだって穢れがあるはずです。「あぁ。これは理想じゃないなぁ」と思うならそれは穢れで、そこから自分を離すことで穢れを祓うことができるのです。理想の状態じゃないなら、自分で自分を理想の状態にしてあげる。そのことが心の穢れのお祓いなのです。
でも忘れちゃいけないことは、理想の状態じゃないからダメだ。これは汚い。不浄だ!と思わないことです。そうやって自分を責めてはいけません。その責める心だって理想の状態ではないのですから、穢れなのです。
だから「あ^^理想の状態じゃないなぁ^^自分の理想につれてってあげよう^^」そんな気持ちで少しずつ離してあげることが大切だと思うのです。例えばモラハラな人と一緒にいてそれが苦しいなら、それはあなたにとって理想の状態ではありません。
そこから距離をとってあげること、離れること、少しずつでも離れる準備をしていくことが「穢れのお祓い」なのです。
病気もそうです。いくら病院に行っていても治らない。もしそれが理想の状態ではないのなら、自分で調べていろんなことを実践してみるのです。歩いてみる。食生活を見直してみる。心のあり方を見直してみる。そんなふうに少しずつでも動いている事がすでにお祓いだと思うのです。
穢れは汚いものではない
くり返しますが、私は穢れは汚いものではないと思っています。私は「理想の状態ではない」という解釈がすきです。汚いというとマイナスイメージになり、汚い状態という自分を責めてしまうからです。みなさんもどうでしょうか?「あ^^理想の状態にしてあげよう^^」という意識で、日々の穢れを自分でお祓いしてみませんか^^