日本人の知恵。味噌を作ろう。我が家のレシピはこれ
日本人の知恵。味噌を作ろう。我が家のレシピはこれ
日々の生活にお味噌を取り入れていますか?私はお味噌を作ってもうすぐ10年になるかも…。お金は医者に払うよりみそ屋に払え。という言葉があるほど、味噌ってすごい食べ物。
味噌は昔から日本人にとって大切なたんぱく源でした。
しかし大豆を食べれば良いというものではありません。身動きがとれない植物たちは、虫や動物から食べられないように色々な物質を持っていたり放出したりしています。
大豆もそうなのです。大豆に毒がある事を知っていた先人たちは、大豆の毒を無害化するために、発酵させて味噌や納豆にして食していたのですね。
味噌がもつ栄養とは
大豆が持っているたんぱく質、ビタミンB1.B2.E、食物繊維のほかに、発酵によりできる酵母、乳酸菌、アミノ酸も豊富に含まれています。
味噌に含まれる乳酸菌には腸内環境を整える働きがあり、腸内環境が整うと言うことは、便秘が解消されデトックス効果も抜群!というわけですね。
そして、乳酸菌のエサは食物繊維なので、お味噌汁の具に食物繊維が多い野菜を使えば、栄養抜群・デトックス効果抜群のスーパーフードになるのです。
お味噌を作ってみよう
我が家では毎年、子供とお味噌を仕込んでいます。作って食べてみてびっくり!大豆と麹、天日塩と、私たちの常在菌でじっくり時間をかけて発酵した、お味噌の美味しさといったら…!
お味噌汁はもちろん、あつあつご飯にお味噌をのせるだけの「お味噌ごはん」は子供もだいすき!
基本的には冬に仕込みをしますが、その他の季節に仕込みをする事もありますよ。というのも、あっという間になくなってしまうから。
作り方は簡単で楽しい
先日つくった米味噌。大豆400g、米麹1kg、天日塩260gで仕込みました。毎年この配合。だーいすき!
まずは大豆を一晩(18時間くらいがいいようです)お水に浸します。その大豆を、薬指と親指で潰せるくらいまで柔らかく茹でます。
茹でている間に、天日塩と米麹を手でよーく混ぜます。
茹で上がった大豆を、手やフードプロセッサーなどで、つぶします。うちはフープロがないので手で子どもとぐちゃぐちゃ潰しました。
次は、つぶした大豆と、天日塩・米麹を混ぜたものを、手でよーく混ぜます。これも子供とぐちゃぐちゃ混ぜるのが楽しい!それを保存容器にぎゅぎゅっと詰めていきます。今回はじめて、松も仕込んでみました。
ぎゅっと詰め終えたら、カビ防止にお塩を振りかけて、ふたをします。以前は酒粕でフタをしていましたが、酒粕が手に入らなかったのでお塩にしました。味噌がしみ込んだ酒粕が、これまた美味しいんですよ。
あとはじっくり発酵させるだけで、おいしいお味噌ができあがりますよ。自分で原料を探して選べるのは、手作りの楽しみでもあります。
そして、自分たちの手についている常在菌や、おうちに住んでる菌たちによって発酵がどんどん進み、おうちだけのお味噌ができあがります。ぜひ楽しんでみてください。
産地・原料にこだわった手作りキットのご紹介
チャック付きの仕込み袋がついています。もしビニールが嫌だったら、容器を別に購入しましょう。大豆の2倍の麹で作るので、仕上がりは甘口です。米麹と麦麹を使うので、あわせ味噌になります。2.6~2.7kgの味噌ができます。原料は全て九州産!
米麹・麦麹・玄米麹・豆麹から好きなものを選ぶことができます。更に、大豆(北海道産)は潰してあり、塩(赤穂産)と混ぜてあるので、届いたら麹と混ぜて容器に入れるだけ!とってもお手軽に作れるキットです。
こちらもこだわりの原料です。出来上がりは2kg。容器の選択はできないので、容器を準備する必要がありますよ。
毎年作るなら、一生ものの野田琺瑯ですよね^^3kgまでのお味噌が入る容器です。フタはプラスチックなので、フタを開けなくてもちらりと様子を見ることができますよ。冷蔵・冷凍・オーブン・直火でも使える、万能保存容器です。
自分で作るなら、大豆とお塩と麹を準備
麹はいつもこちらで購入しています。とっても美味しい!
大豆はこちら。30年間、農薬・化学肥料を使っていないって、すごいです。
ミネラル含有率がギネス記録のぬちまーす
マグネシウムたっぷりの雪塩