自分を大切にする方法
自分を愛そう。自分を大切にしよう。よく聞く言葉ですが、実際にどうやったらいいの?と私も分かりませんでした。そこで、試行錯誤して実践してきた&今も実践している「自分を大切にする方法」をシリーズでお届けします。1つずつ、できそうなものから始めてみて下さい。
本記事の内容
- 自分を許すための具体的な方法
- いつだって自分の味方になれる
癌と診断され、とにかく情報収集をし食生活や心のあり方を改めました。手術前の検診で異常なしになったのも、これら2つのおかげだと言っても過言ではないと思っています。
心の在り方を改めたら身体が楽になり、食生活を改めたら心の在り方も変わった…。私は心と身体は繋がっていると信じています。
自分を許そう
「許すとゆるむんだよ。」これは、知人が教えてくれた言葉で、斉藤ひとりさんの言葉だそう。まずは自分を、徹底的に許そうと決めました。許すことは自分を大切にする第一歩です。具体的にどのように許していったかを紹介しますね。
何が許せないのか(=何に怒っているのか)を知る。
まずは、自分は何が許せないのか。を知ることです。「許せない=怒っている」ですから、何に怒っているのかを知ることが大切です。その為に、紙に書き出して見ましょう。というのも人は、1日に6万回思考をしていると言われています。
私が怒っている事はなに?と頭の中だけで考えようとしても、ざわざわと、夜ごはん何にしようかな?とか、ちょっと甘いものが食べたいな?とか関係ないことを考え始めてしまうのです。紙に書くことで思考が整理できるので、紙に書きましょう。
何に怒っているのか分からなければ、ムカつくムカつくムカつく!と書くだけでもいいです。また、漠然と考えるのではなく、年代を区切って考えてみるのもおすすめです。例えば私は、保育園の先生への怒り、お母さんと遊びたかったという悲しみからの怒りもありました。
怒りは第二感情。その前に悲しみがある。
実は、怒りというのは第二感情と言われていて、その前に「悲しい」という第一感情があると言われています。怒りの前には、悲しみがあるという意味です。ですから、何に怒っているのか、何が許せないのか分からないときには、悲しかったことを書き出してみるのもいいでしょう。
私の場合は、お母さんと遊べなくて寂しかった→もっと遊んで欲しかったのに。と怒りに変わっていたのです。思い出すのは辛いかもしれませんが、これは何十年も手放さずに大事に背負ってきた、悲しみや怒りがいっぱい入った大きく重たいリュックです。
悲しみや怒りがいっぱい入ったリュックを下ろしてみよう
いちど背中から下ろして足元に置いてみるか!と、決めてみて下さい。辛かったら、まだそのリュックを開けなくてもいいです。ただ、背負うのをやめて、足元に置いてみようかな。それだけでもいいです。それを決めるだけでも、身体が軽くなるのを感じると思います。
実はその悲しみや怒りは「自分を守るために大切に持っていたもの」なのです。ですからそれを持っている事は悪いことではないし、むしろそれが今までの自分を守ってきてくれたのです。今までありがとね!と、そっと下ろしてみましょう。
リュックを開けてみよう
悲しみ・怒りを書き出してみましょう。前述しましたが、怒りが分からなければ悲しみを書いていくといいです。そして、どんなに汚い言葉が出てきてもいいですよ。くっそムカつく!○ねばいい!何でも結構!自分の気持ちは自分だけのもの。
それに、それを相手に言うのではなく、紙に書くだけですから自由です。どんどん書きましょう。そして、自分を許す第一歩は、そんなふうに思っている自分を許すという事なのです。
どんな自分も許そう
どんなに汚い言葉を使ってもそれを許す。どんなに怖いことを考えていても、その自分を許すんです。「いいよ。許すよ。」と声に出してみましょう。難しいですがやってみて下さい。
「寂しかったんだもんね。辛かったんだもんね。悲しかったんだもんね」「そりゃ怒るよ!ムカつくよね!」そう共感して、声に出して自分に言いましょう。これが自分を許す第一歩です。「いや。それでもそんな自分を許せない!」と思ったら、「いいよ。それでも許すよ」と声に出して言ってみて下さい。
「イヤイヤ!それでも許せない!嫌だ!」と思っても、「いいよ。それでも許すから。」と、とにかく許し続けるんです。
根性で自分を許す
涙が出てきても、苦しくなっても「いいよ。許すよ。」「私は私を許すって決めたから。」「私は、どんな自分も許すよ」と声に出して自分に言ってあげて下さい。「いゃぁ…やっぱり許せないよ」と思ってもいいです。そんな自分を許しましょう。
1日でできるものではありません。終わりが見えなそうだったら「今日はここまでね。また明日許すよ!」と言って眠りましょう。これをした翌日どうなったか?私の身体はとても軽くなりました。そして、あたたかい気持ちにずっと包まれていました。
いつだって自分は自分の味方
自分がどんな気持ちを持っていようが、それを自分が許し続ける。そんな事を続けたら、どうしたって「私は私の味方である」と認識できるようになります。これが、自分を大切にするという意味なのです。自分以外が敵だと思えたとしても、自分だけは味方だよ。
そんな気持ちになれたら、怖いものなしです。だって、最期を迎える日までずっと一緒にいるのは自分だけなのですから。そんな自分が、自分の一番の味方になってくれる。これほど心強いことはありませんん。どんな自分も許してあげて、どんな自分でも自分だけは味方であって下さい。